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年金運用利回り目標に関する質問主意書

提出者: 山内康一
提出日: 2010/03/01
回答日: 2010/03/09

年金運用利回り目標に関する質問主意書

右の質問主意書を提出する。

平成22年3月1日
提出者 山内康一

衆議院議長 横 路 孝 弘 殿

年金運用利回り目標に関する質問主意書


平成22年2月27日付け日経新聞によれば、「長妻昭厚生労働相は2月26日、2010年度から5年間の公的年金の運用利回り目標を設定しないことを決めた」という。これに関連して、以下質問する。

一 事実関係はどうなっているのか。

二 年金制度上、予定利回りは必要だが、予定利回りはどうするのか。

三 今、公的年金の運用を行っている年金積立金管理運用独立行政法人について、最近五年間の運営コストを明らかにされたい。その際、運用している民間金融機関の数、運用残高、運用手数料も明らかにされたい。また、年金積立金管理運用独立行政法人の役職員数と人件費も明らかにされたい。

四 利回り目標がないとすると、年金積立金管理運用独立行政法人は意味がない。この際、同法人を廃止し、全額国債で運用することはどうか。そのほうが、運営コストもかからず、独立行政法人廃止の政策を表明している現政権の方針とも合致すると思うがどうか。

右質問する。

内閣衆質1 七四第7 八三号

平成二十二年三月九日

衆議院議長 横路 孝弘 殿

内閣総理大臣 鳩山 由紀夫

衆議院議員山内康一君提出年金運用利回り目標に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。

衆義院議員山内康一君提出年金運用利回り目標に関する質問に対する答弁書

1について
お尋ねについては、本年二月二十六日に、厚生労働大臣から、年金積立金管理運用独立行政法人の平成二十二年度からの次期中期目標における運用目標の案として、「今後年金制度の抜本的な見直しを予定しているとともに、年金積立金管理運用独立行政法人の運営の在り方について検討を進めていることから、この運用目標は、暫定的なものであることに留意し、安全・効率的かつ確実を旨とした資産構成割合(以下「ポートフォリオ」という。)を定め、これに基づき管理を行うこと。その際、市場に急激な影響を与えないこと。」を厚生労働省独立行政法人評価委員会年金部会(以下「年金部会」という。)に提示したところである。

二について
お尋ねの「予定利回り」が年金積立金の運用目標であるとすれば、一についてで述べたとおり、厚生労働大臣から、年金積立金管理運用独立行政法人の平成二十二年度からの次期中期目標における運用目標の案を年金部会に提示したところであるが、同法人は、今後厚生労働大臣から指示される中期目標に基づいて、年金額立金の管理及び運用を行うこととなるものである。

三について
年金積立金管理運用独立行政法人は、平成十八年四月に設立されたものであるが、設立後の各年度の運営コスト(人件費、システム関連経費等)、運用受託機関数、運用残高、運用手数料、役職員数及び人件費については、それぞれ、平成十八年度が約二十1億円、三十三社、約百十五兆円、約三百九億円、八十二名及び約九億円、平成十九年度が約二十億円、三十二社、約百二十兆円、約三百四十三億円、八十三名及び約九億円、平成二十年度が約二十一億円、三十一社、約百十八兆円、約二百八十八億円、七十九名及
び約九億円である。
なお、運用受託機関数、運用残高及び役職員数については、当該年度末時点のものである。

四について
年金積立金管理運用独立行政法人は、厚生労働大臣から指示される中期目標に基づいて、年金積立金の管理及び運用を行うことが求められており、利回り目標がないとすると同法人は意味がないという御指摘は当たらないと考える。
また、独立行政法人については、御指摘のような意見があることも踏まえ、「独立行政法人の抜本的な見直しについて」 (平成二十一年十二月二十五日閣議決定)に基づき、国民的視点から抜本的な見直しを行っていくこととしている。
なお、年金積立金の運用の在り方等については、様々な意見があり、昨年十一月に設置した「年金積立金管理運用独立行政法人の運営の在り方に関する検討会」においても、活発に議論を行っていただいているところである。